親の学校子育てコラム
「不機嫌な子育て」!
私のガミガミママだった頃の子育てを語るとき、多くの言葉を並べるよりも、この一言がピッタリはまるんです。
では「不機嫌な子育て」とは、どんな子育てでしょうか。
不機嫌な子育てにありがちな態度、特徴を並べてみました。
不機嫌な子育ての特徴
不機嫌な子育ての特徴・ ありがちな態度
- お母さん自身が何か満たされず、つねにイライラしながら不機嫌な態度で子どもに接している。
- なぜ満たされず、何にイライラしているかの本当の理由、欲求が分からない、または、考えられなくなっている。
- 子どもに「いいよ」と許可を出しながら、表情は明らかに嫌がっていたりと、言葉と態度が相反している。
こんな「不機嫌な子育て」に思い当たるお母さんも多いんじゃな いでしょうか。
不機嫌な子育てが子供に伝わるもの
子どもって、親が思う以上に親の態度に敏感です。例えば、言葉では「いいよ」と言っていても、お母さん、本心は気に入らないんだ!とすぐに気がつきます。そんなお母さんをみた子どもは、言葉と態度のどちらを信用していいのか迷います。子どもが幼いうちは、「本当にいいの?」などと聞き返してくれるでしょう。
でも…「いいって言ってるでしょ!」と不機嫌に答えられたり、怒り出す…そんなことが何度も続けば、子どもはものが言えず、お母さんの顔色を極端に伺ってしまうようにもなります。
この親は信用できない
物心ついた頃には、「お母さんは言葉と態度が違うから信頼できない!」と、親の言葉に耳を傾ず、あしらう態度をとるようになることもあります。
そして、そんな子どもの態度にお母さんはさらに不機嫌になり、子どもを責め立てる…負の連鎖が起こってきます。
残念なことに、「不機嫌な子育て」では親も子も本当の気持ちを語っていません。
困ったことに、本音で話そうと思っても、ついて出るのは常識論ばかり…親は自分の本音さえ分からなくなっているのです。
子どもが何を考えているか分からない…
そう思ったら、お子さんとの関係を振り返ってみてください。
子どもも、お母さんが何を考えているか分からない…そう思っているに違いありません。
コミュニケーションとは、どちらか一方通行なものではなく相互関係で成り立っています。
本当の気持ちの交流がないところに、本当の意味で良好な親子関係を築くのは難しいんです。
「ああ…私も不機嫌な子育してる…」とドキッとしたあなた。
そんな自覚のあるあなたなら、やり方さえ分ればちゃんと「不機嫌な子育て」とさよならすることが出来ますよ。
あなたは「不機嫌な子育て」していませんか?