スマホのルールを親子で決めたのに守らない
子育てメール相談の回答①
★親の学校プロジェクトでは、代表・生駒によるZOOM「子育てオンライン相談」も行っています。
※子育てオンライン相談の詳細はこちら
ご相談をされた方には、メールでの子育て相談も承っています。
ここでは、オンライン後にいただいた子育て相談と、生駒の回答をご紹介します。
もし、同じような悩みを抱えている人がいたら、考え方の参考にしてもらえると嬉しいです。
ご相談① お子さんの年齢:13歳、16歳
スマホとゲームのルールを守らず裏切られた気持ち
先日は子育て相談をさせていただき、ありがとうございました。
親業の本も買って、読んでいます。
お忙しいところ申し訳ありませんが、1つご相談させてください。
あの後、すごく時間をかけて、子ども達とスマホとゲームの使い方についてお互い納得したルールを決めたにもかかわらず、守られず、裏切られた気持ちでいっぱいです。
もう1度、話し合うか、と聞いても、話し合わなくて良い、と言われます。
回答
スマホとゲームの使い方は親子問題の永遠のテーマ
こちらこそ、先日は貴重なお時間をありがとうございました。
書籍もご購入頂いたとのこと、お忙しい中ですが、ぜひ読み進めてみてください。
そして今回、十分な時間をかけ子ども達とお互い納得したルールを決めたにもかかわらず、守られず、裏切られた気持ちでいっぱいでいらっしゃるとのこと。
親が接し方を変えようと頑張っている分、一生懸命な親の気持ちを軽く無にされたようで腹立たしくなりますよね。
私自身が自分のやり方を変えようと決めた時、この裏切られたと感じる自分の感情に何度も向き合ってきた事を思い出します。
ここで親の権力(力)を行使すると元に戻りますから、この感情が湧き出た時には、「親業」の書籍を読んだり、ご夫婦でお互いの話しを聞いてもらうなど、先ずは気持ちを落ち着かせてみてください。
そして、今回のスマホの使い方についての話し合いですが、もしかすると、<「使い方をどうすか」の話し合いになっていたことはないでしょうか。
「使い方について話そう」から「欲求を満たす」話し合いへ
親業の中に勝負なし法(第三法)という話し合いの仕方があるのですが、この勝負なし法では、親の欲求と子供の欲求を満たす案を一緒に探していく事をしていきます。
例えば、スマホの使い方について「親の欲求(困っていることやしたい事)」と「子供の欲求(困っていることやしたい事)」それをなくすため、満たすためにどうしたらいいかの解決策を一緒に考えようというものです。
ただ「使い方について話そう」とは違ってきます。
もし、ただ「使い方について話そう」で出た解決策は、子供には守ろうという気持ちがうすく、親にとっては決めた事をやらない事がダメだとうつります。
お互いの欲求を満たす勝負なし法は、子供にとっては自分の困りごとをなくすものでもあるので守ろうとする気持ちが強く、また、決めた通りに行かない場合、決めたからやる!ではなく、「この解決策でお互いの欲求が満たされたのかな…」とお互いの欲求を中心に考えるものなので、もし欲求が満たされていないのであれぼ、欲求を満たす解決策への変更が可能です。
この辺りを念頭に、ぜひ書籍を読み進めてみてくださいね。
また、ぜひ時間の都合がつくようでしたら親業の講座を受講する事をおすすめします.
きっと、書籍を読み進める中での疑問も解けますし、実践をより後押ししてくれると思います。